<コムハウス建設の理由1>

−世の中のために−

私は、このたびコミュニケーションハウスを建てました。五月に完成致しました。
日本のこれからを考えると自立した市民がポランティア的に活動して地域経済を
活性化することが極めて重要ではないかと思っています。
現在の日本が豊かになったのは、資本の論理で世界の富を集めたためであり(勿論、
勤勉に働いたためでもありますが)、その背後には他の国で貧困となる人々を作り
出していると言う連鎖の現実を理解すべきであります。「世界がもし百人の村だっ
たら」と言う本の中で「二十人は栄養が十分ではなく一人は死にそうなほどです」
とか「すべての富のうち六人が五十九%をもっていて、二十人がたった二%を分け合
っている」と書かれています。
戦後の日本では、よく言われている一九四〇年体制が挙国一致のエコノミックアニ
マルとして機能したのであり、拝金主義の価値観がそれを支えてきたと言えます。
二一世紀になって、貧困の移転、成長・垂れ流しの拝金主義では地球全体がおかし
くなってしまうと言う認識を持つべきであると思います。二〇〇六年からは日本の
人口が減に転じると人口問題研究所が発表しています。成長路線が前提の物の豊か
さを維持発展させるのは、難しくなってきているのに、未だに景気回復には税金を
投入してやるしかないと言っている人がいます。拝金主義の人のために景気を回復
することが目的ではなく、心豊かな人生をどのようにしたらおくることができるか
と言う哲学的な目的を持つことが必要ではないかと思います。その目的がロマンと
して掲げられたときに、一九四〇年体制が変わり、新しい時代へ動きはじめるのだ
と思います。また、現実は中坊公平氏がよく言うように国民全体が観客民主主義に
なって状況人間になっています。哲学的な目標もなく上から下までなぜといった本
当の疑問を考えることを止め、状況に対処するだけで過ごしています。状況の中で
思いやりと和のみを重視し、道理を考えることを止めてきたのです。国際競争が厳
しく、国全体が滅びていくと思われる中で状況人間だけではその解決にならないの
だと思います。貧困を克服するため産業育成とか企業側の論理のみで経済を成長さ
せてきましたが、この辺で哲学的に道理を考え本当の豊かさとは何なのかを考える
ことが必要だと恩います。
これからは生活者とか個人の価値観を重視して活動をし、生活者優先の制度づくり
をしていくことが重要ではないでしょうか。一言でいえば国民一人ひとりが自立し
て生活者のための活動をすることです。それが実現することで世界の貧富の差の連
鎖を絶ち切っていくことができるのではないかと思います。そこで、コミュニケー
ションハウス
と言うような場があれば、うまく機能するのではないかと思ったので
す。会杜人間が組織の利益のためだけに一生懸命働き、儲けた金が金融ギャンブル
で特定の人に集中するではなく、生活者というホーリステックな人間が物心ともに
豊かになれるように地域が機能して地域経済が活性化するようになるのです。


 <コムハウス建設理由の要点>

1.世界の貧富の差の連鎖を断ち切る(平和への貢献)
2.景気の回復に貢献する(価値ある実需の創出)
3.「生活者主権」に貢献する(供給者の立場でなく需給者の立場の確立)
4.働く価値が再認識され地域経済を活性化する(コミュニティビジネスの創出)
5.「場の理論」が人々を心豊かにする(コミュニケーションによる価値観の共有)
6.まちづくりに貢献する(真に豊かな生活環境の創出)
7.子供を心豊かに育てられる(世代間の交流の活性化)
8.自然環境維持の考えが普及する(サスティナビリティの実践)
9.「元気で長生き死ぬときゃポックリ」(GNP)の推進に貢献する(安い保険料の実現)